「50の質問」ちょっとディープな使い方。

心に自由を与える50の質問という質問集が、けっこう話題になっていますね。私もやってみましたがなかなか手ごたえもあり面白いです。


この質問、取り組んでみる人の多くが、50問にストレートに答えていくのだと思います。でも!


こうした質問集では、心に痛いけれど、もっと面白くて、もっと心を自由にできる使い方もあります。


但し、自分と向き合う覚悟のない方には不向き。また、ある程度バイタリティがないと痛くてしょうがないので注意。あくまで実行と結果は自己責任でお願いします(笑)一回どん底まで落ち込む人も出るかもしれませんが、その分、人生を縛っている思い込みから自由になる端緒は開けるのではないでしょうか。


但し!!PTSDや、その他精神疾患で現在お悩みの方は、心身への負担が大きいのでやらないでください。マジです。

手順:

質問に答えながら、それぞれの質問に対して、以下3種類のカテゴリー分けをしていく。

  1. 好きな質問
  2. キライな質問、見るのもイヤな質問
  3. 友達に聞かれたら、本音で答えたくない質問

さらに深く自分を見つめたいなら、その質問のどういうところが好きなのか?キライなのか?見るのもイヤなのか?本音を出すのがどのようにイヤなのか?を合わせて振り返ってみる。


これを付け加えると、一気に自分の心の深いところ=「あなたにその答えを出させている心の働き」を見つめることになります。どんどん深く見つめていくと、普段から抱えている恐れ、怒り、不安といった感情が出てきたりもすることになります。この恐れと向き合って、その結果として得る答えこそが心の自由だと思うのですがいかがでしょうか。


困難なことではありますが、感情にフタをするでもなく、抗ってムリヤリ行動を起こすのでもなく、対象から逃げることもなく、、、というようになったときに、心が本当に自由と言えるのでは?と私自身は思っています。


ギリシャ神話のパンドラの箱を開けるようなもの、ともいえるでしょう。実際、真面目にやるほど、後から後からいろんな感情が噴出します(笑)でも、それと真面目に向き合えば向き合っただけ、心が軽くなることは確実。


キライな質問は、あなたが普段触れたくない部分に触れるものであり、本音で答えたくない質問は、他人に打ち出したい自分と、実際の自分のギャップや、自分が認めたくない自分のイヤな部分を表すもの、といえるでしょう。ちなみに、好きな質問も、その質問が好きになる背景に、なんらかのキライな価値観、認めたくない価値観を内包していることがあります。


ちなみに、私が実際にこれを付け加えて50の質問をやってみたときは、「仕事の量を減らすのと、楽しい仕事をもっとやるのと、どっちを選ぶ?」の質問で、表向きは楽しい仕事をもっとやる、と答えたくて、でも実際は仕事の量を減らす気満々で、そんな自分がちょっとキライだ!なんてことが分かったりしました。けっこうイタかったのですが、今は、まあそれでもいいんじゃね?と力が抜けた感じです。ハハハ。