電機メーカーが大変!というよりは、デジタル機器屋が大変!という話。

電機大手8社決算、家電のリストラで明暗

電機業界8社のうち、パナ、シャープ、ソニーNECが最終赤字予想。AV機器・情報機器中心のとこが全滅。パナソニックの発表だけ見てみると、デジタルAVCと三洋が足を引っ張ってて、白モノ・電工は利益を出してる、と。ちょっと細かく見るだけでも面白いです。

で、AV機器・情報機器を支える部品各社。


電子部品6社、そろって下方修正 景気減速が直撃

全社下方修正ながら、6社中TDK以外は黒字予想で踏ん張ってる様子。「セット組み立て部門は部品に比べて儲からない」図式通りと言えるのではないでしょうか。まあセット屋が儲からないと、コスト圧力が高くなるから部品各社も大変だろうとは思います。 

こう総合してみると、電機メーカー大変だ!というよりは、デジタル機器屋(セット屋)が大変だ!というのが実際のところ、とも思える。セグメント毎をざっとでも見ておくことが大事だなあ、、、と理解した次第です。

 「出現する未来」 〜 意識の底までガッツリ潜れ。

ビジネス版グラン・ブルーか、はたまたハチワンダイバーか。

「出現する未来」(原題:Presense)は、MIT上級講師のPeter Sengeをはじめとする4名の著者が、U理論(Theory U)をキーコンセプトに、「世界組織自己を再創造する能力は、いかに育成されるか」を語る書。

出現する未来 (講談社BIZ)
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U理論の内容を一言で表すなら、「意識の底までガッツリ潜れ」というものになるだろう。分析して論理的に考えて、、、という手法とはまるで真逆。分析してはおしまい、考えたらそこで試合終了という世界。MBA的論理思考に過度に傾倒することや、「目標を定めて脇目も振らずに突き進め」的なアプローチに対するアンチテーゼ的なトーンも感じられる本。

論理思考のど真ん中で生きて来て、その恩恵と同時に限界をも知り尽くしているであろう著者たちだからこそ、その内容に重みがある。

「考えない」ことを、言葉というツールで表現することは、どうしても禅問答になりがち。この本も、その宿命から逃れられてはいない。

ただ、禅問答ではあるものの、瞑想・座禅などを通じて、深い内省に慣れている人や、クリエイティブなヒラメキの感覚をわずかながらでも身体化している人にとっては、非常に手応えのある本となるだろう。こうした人々にとっては、Sensing-Presensing-Realizingの3ステップ分けというのは、自己の経験を整理して理解するのに非常に貴重なものであろうと思う。反面、そうした経験のない人にとっては、上っ面のみの理解をもたらし、それで良しと錯覚させる可能性はありそう。

同書の中でも触れられているが、U理論の中で一番難しいのは、Presensingのところ、というのは多くの読者が同意するところだろう。

Uの底に降りるプロセスが浅いと大した変革は望めず、価値ある変革のためには「ハチワンダイバー」のスガタの如くガッツリ深いところに何度も何度も降りる必要がある!と語るのはラクだけど、これを実現するのはなかなか難しい。実際に経験を積み重ねることでしか、理解が深まることはないのだろうと思う。

【TED】 笑顔の隠れた力。

笑う門には福来たる!を地で行くRon Gutman氏のTEDにおけるプレゼン。


笑顔を測定することで、幸福が予測できる、ベースボールカードの表情と、選手の寿命に相関関係がある、笑顔1回はチョコバー2000本、、、など、笑顔に関する多彩な研究の紹介です。


※字幕付きはTEDのこのページでごらん頂けます


詳しくは映像を見て頂くのが一番ですが、ここまで威力があるなら、今までよりももっともっと笑顔でいる習慣を身につけたいよなあ、と思うのでした。


とりあえず、私自身でやってみることに。
1日1回、笑顔を作って、Twitterで#1smileというタグを付けて書きこむ。なんてことをやってみると面白いかも!と思い早速始めてみました。


やってみたい!という方は是非ご一緒に。


どんどん儲かる「笑顔」のしくみ
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ファイテンのRakuwaネックが良い感じ。

過去の記事で、パワーバランスには効果が無かったという記事を書いていたりもする私。こうしたアイテムには懐疑的な気持ちをいつも持ってしまう性格でありながら、ファイテンのRakuwaネックを買ってみました。


Rakuwaネックというのは、アクアチタンという、水にチタンを溶かし込んだものを含浸したネックレスのこと。大きなくくりでは、チタンネックレスの一種と言えるでしょう。ちょっと使ってみたいなあ、というきっかけも今週あったので、昨日お出掛けついでに渋谷にあるショップに突撃してみました。


ショップに到着してみたところ、ナイロン製のもの、シリコン製のもの、アンクレット・ブレスレット、はたまたダルビッシュ投手モデルなどなど、Webで下調べした通り、沢山のネックレスが並んでいました。


棚を眺めていると、店員さんからお声掛けが。まずはネックレスを試してみたい、、、と話すと、サンプルを使っての実験を紹介してくれました。満杯の水が入った2リットルのペットボトル2本を、ネックレスを外した状態で持ち上げ、付けた状態で持ち上げ、持ち上げやすくなるかどうかを試す、という実験でした。ちょうど下の動画のような実験です。


やってみると、むむ、確かに軽い気がする。プラセボかもしれないなあ、と意地の悪いことを考えながらも、1本は3000円しないし、買ってみることに。ナイロン製をはじめは考えていたのですが、ナイロン製は洗濯が必要だけど、シリコン製は食器洗剤でササっと洗えるから夏はシリコンが良い!との店員さんのアドバイスもあり、写真のナイロン製を購入!となりました。


歩きがラクになり、ドラムでは限界スピードが上がった。


早速試してみての感想ですが、少なくとも私にとっては、このRakuwaネック、けっこう身体にいい影響を与えてくれるみたいです。


最初に効果を感じたのは、歩いているとき。普段よりもムダな力が抜けている感じ。手足がスムーズに動く感じで、体幹部の軽さもあるようです。


そして、さらに私自身驚いたのが、ドラムの基礎練習をやってみたときに手足ともに、無理せず力を抜いて叩ける限界スピードがテンポで10くらい上がった、ということ。おそらく、主観的に分かるところ以外でも、いろいろロスが減っているのでしょう。楽器をやっている方なら分かりやすいと思うのですが、限界スピードが10上がる、というのはけっこう大きな違いです。


私自身にとっては、かなりいい買い物となったみたいです。機会があったら、ブレスレットやアンクレットを試してもいいかなあと思い出しています(笑)


ファイテン(phiten) RAKUWAネックS クロスタイプ スケルトン/ホワイト 50cm (シリコン製)
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ファイテン(phiten) RAKUWAネックX50 チタンホワイト 55cm (ナイロン製)
B001NW2QU6

 プッシュプル奏法の動画をいろいろ集めてみた。

ドラムのスティックワークで、最近注目を浴びているPush-Pull奏法。
人力Drum'n Bassを得意とするJojo Mayerが教則DVDなどで紹介していることから、
この奏法に注目するドラマーは、プロ・アマ問わず増えているようです。


ちなみに、Push-Pull奏法というのは、指を開きながら一打、その後指を閉じながら一打、という脱力系の奏法です。


最初はちょっと難しいのですが、慣れてくると、ハイハットを刻むのがスムーズになったり、ダブルストロークラクに均等に打てるようになったり、、、と、メリットが非常に多い奏法と言えるでしょう。練習すればするほど、ドラムを叩くのがラクになってくることもあり、私自身も練習中です。


そんなPush-Pull奏法の動画の中で、オススメ動画をいくつか拾ってみました。


Push-Pull:
ナゾのアマチュアドラマー、Brenzigによる映像。力の抜け具合がイイ感じです。


The Open/Close Technique by Gordy Knudtson:
Open/Closeとありますが、内容はPush-Pullと一緒です。整ったストロークがキレイ。3打、4打を連続で打つ方法の解説もオススメ。


Jojo Mayer Shows The Push Pull:
ご存知の方も多い、Jojo Mayerによる解説です。圧巻のスピード。

新手の通販フィットネスグッズ、バーンマシーン。ちょっと面白そう。

ちょっと前に流行ったビリーズ・ブートキャンプや、そのさらに前に流行ったボディーブレードなどなど、通販フィットネスグッズって、妙にアヤシイ魅力があります。


最近、またそんなアヤシイ魅力を持った新手のグッズが出てきてるようです。


バーン・マシーン "The Burn Machine" と言うグッズがそれ。


回転可能なハンドルが2つ付いた、5.5kgのウェイトを回転させることで、上半身強化にとにかく役立つ、、、というのがそのウリ文句。


うーんアヤシイ!!と最初は思ったのですが、実際のところけっこう負荷は大きいようです。映像の方はプロの格闘家らしいですが、そんな方でもキツそう。


確かに上半身、とりわけ腕・肩周りには効くような気がしなくもありません。ダマされたつもりで買ってみようかな。このクルクルするのはなかなか面白そうです(笑)


バーンマシーンスピードバッグ the burnmachine speedbag
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イチロー選手の右半身が心配になる。

イチロー 4−0、打率2割6分に下降


他の日本人メジャーリーガーが2割6分なら、「そんな時期もあるよね」で済むのですが、これがイチロー選手となると話は別。これまでの活躍と比べれば、単に「悪い時期」で片付けられない重みがあります。


真っ先に頭に浮かんだのは、動きに陰りが・・・?という言葉。


そう、動き。


イチロー選手の技術で、特筆すべきことの一つは、身体の動きがとにかくスムーズでムダがないこと。ここまで成績が下降するということは、ひょっとしてその「動き」自体に陰りが出てきているのでは…?と思い出しました。


仕事柄人の身体のあり方を観察することが多いことから来る職業病、といえばその通りなのですが、どうしても気になり(また興味も沸き)、2004年(シーズン最多安打達成時)、2010年、2011年のイチロー選手のバッティング映像を何度か見比べてみました。(映像へのリンクは本記事末尾に掲載。)


見比べた結果、一番気になったポイントは、


今年のイチロー選手は、右半身(特に肩甲骨〜広背筋〜腰。ユニフォームの"O(オー)"の文字と"1"の文字の周辺)の動きが昨年と比べてわずかにギクシャクしており、筋肉が硬くなっているのが目立つ。2004年と比べるとその差が更に際立つ。


というポイントでした。以前のイチロー選手にあった「美しい動き」がこのポイントを中心に損なわれているのです。身体を見ることに慣れていない方は、バッティングそのものよりも、バッティング後一塁に向かって走っていくところでの右半身、とりわけ背中の動き・反り具合・骨盤の動きをご覧になったほうが分かりやすいかもしれません。


Youtubeの映像を見て分かるレベルの動きの違いは、スポーツのパフォーマンスには明らかな影響を与えます。イチロー選手のような、超ハイレベルな環境に対して正確無比な技術で立ち向かって結果を残して来ている選手ならなおさらのことです。


もちろん、スポーツは「動きの良し悪し」だけで全てが決まるもの具体的な技術、その時々の環境など、様々な要因が関わります。上に述べた「動き」に関する変化が、現在の不調の唯一の要因と言い切ることは出来ませんが、良い影響・悪い影響で言えば、明らかに悪い影響を与える種類の変化でしょう。また、この変化によりあの美しい動きが損なわれて来ているのも個人的にはすごく残念です。


イチロー選手が大好きな一人として、この右半身はすごく気になるポイントです。昔の動きをぜひとも取り戻して欲しい!と強く思うのでした。


動きを観察するために使った、年度ごとのイチロー選手の映像はこちら。
2004年

2010年(埋め込み不可画像のためリンクのみ)

2011年(埋め込み不可映像のためリンクのみ)