電子楽器・音響機器の消費電力を拾ってみた。
注意: スピーカーは、効率の関係で表示出力よりも大きな電力を使う、とのご指摘を頂きました。現段階、この記事の信憑性が怪しくなってきています。もしも更に追加で情報が得られたら更新をして行きたいと思っています。
節電関連で、昨日は家電の消費電力を列挙しましたが、私自身、エレキギターをやっていることもあり、電子楽器や音響機器の消費電力を今度は拾ってみました。
音響機器って、出力のワット数が目立つので、「100Wのギターアンプ」「300Wのベースアンプ」「1600Wのパワードモニター」なんて書かれると、電気を相当食いそうな印象を持ちがちですが、カタログスペックをきっちり調べて見ると、消費電力は出力よりもだいぶ低いのがほとんどでした。
電気の専門家ではないので推測どまりですが、例えば出力が100Wあるからといって、スピーカーがずっと間断なく100Wの仕事をフルにしているわけではないよね?ということなのでは、と思います。スペック上の出力と消費電力は分けて考えましょう。
ちなみに、今回調査した機材は、全てレンタルスタジオやライブハウスでも使われるレベルのもの(パワードモニターは小規模ライブハウス向け)。出力が書いてあるものは、フルアップにするととんでもない爆音が出るものばかりです。
機器 | メーカー・サイズ等 | 出力 | 消費電力 |
ギターアンプ | ローランド JC-120 | 120w | 77w |
ギターアンプ | マーシャル JCM-900 | 100w | 80w |
キーボードアンプ | ローランド KC-60 | 40w | 45w |
ベースアンプ | ampeg B-3 | 150w | 83w |
パワードモニター | Mackie PPM1012 | 1600w | 250w |
シンセサイザー | ヤマハ Motif XS | - | 20w |
マルチエフェクター | BOSS GT-10 | - | 800ma |
こうやって並べてみると、そんなに消費電力は大きくないですね。ギターアンプの80wというと、32型の液晶TVなどとほぼ一緒です。
家電の消費電力では、冷熱機器で1000wを超えるものがゴロゴロありました。
冷熱機器に比べれば、電子楽器・音響機器の消費電力って大したことないじゃん!と言い切れるのではないでしょうか。ギターアンプ1台の消費電力なんて、エアコンの設定温度1度分(1度で10%=100wくらい変わる)です。
今日3月17日のように、電気の需給が特に厳しい!と言われている日ならともかく、そうでない日に関しては、やたらに目くじらを立てるほどのものではないだろうな、、、という印象を個人的には持ちました。