Steve JobsのiPhoneプレゼンテーションを見て。

プレゼンテーションの参考にするために、Steve Jobs氏によるiPhoneのプレゼンテーションを見ていました。



少ない言葉と、「現実歪曲フィールド」といわれる存在感で観客が巻き込まれていく様を見ていると、やはり圧巻です。プレゼンテーションを学ぶ上で、本当に参考になるポイントも多く、また、モデリングの対象としてもかなり価値のある材料だなあ、と思っています。「iPod - Phone - Internet communication」と連呼するあたりも、NLP的な視点から見ると、パーツを統合していくようなニュアンスも見え、なかなか楽しいです。


で、またもやNLP話です(笑)。


Jobs氏によるiPhoneのデモを見ていて、改めてそのユーザインタフェースが必要最低限にまとまっていることに驚きながら思ったんです。


NLPって、ユーザインタフェース、という考えを持ち込むと、かなり分かりにくいつくりになっているよね。


先日書いたGrinder氏の最低限度のパターンのようなミニマルなフォーマットは貴重なのですが、これでも、実際にNLPをプラクティショナーレベルで学んだ人が、人生の多様なコンテキストにそれを自由に当てはめてフル活用できる、というところに至るまでにはかなりのギャップがあるような気がします。


3重/多重記述、Visual Squash、心身論理レベル、といった、複数のチャンクを同時並行的に処理するNLPワークを主に、さまざまなワークを体験し、苫米地英人氏が述べる意味での抽象度/IQの高い思考を身に付けて、最終的には自分で応用範囲を広げて行こう、というのが現状では効率の良いアプローチではないかな、と思うのですが、NLPのトレーナーになるような人やマスタープラクティショナーなど、NLPをより深く学びたい、という人にとってはこうした積み重ねも必要と思う反面、あくまで個人的に活用していくためにNLPを学びたい!という人に対して、こうしたアプローチに留まる以上に、何かできることはないだろうか、と思うわけです。


NLPの必要最低限のパターンを(深層のロジックまできちんと)学びながら、個々人の日常への応用もiPhoneくらいのラクラク操作性でできる。そんなフレームワークはないものだろうか、、、と自問しているところです。