自己イメージをわざわざ切り取る必要はないんじゃないか

コーチング・カウンセリング関連の情報を読んでいて、最近「自己イメージ」という言葉の出現頻度が上がっているように思う。

まあ自己イメージって確かに大切なのだけれど、最近になって、クライアントが見、聞き、経験するものの中から、自己イメージっていうものをわざわざ切り取って大げさに取り上げる必要性はさっぱり感じなくなってきた。

自分以外の事物に対する評価であれ、自己イメージであれ、自分が評価しているもの、という点では違いがないし、自分と他者の関係性を抜きにしては話が進まない、という点も共通しているなあ、とふと思ったのがそもそものきっかけ。

こんなことを思ったうえで、自己イメージとそれ以外に関する評価って重みに違いはあるのか、と改めて自分に聞いてみると答えに窮する。じゃあ、クライアントが分けて考えたいとき以外はわざわざ分けなくてもいいじゃんか、という話。

過度にメタに上がりすぎな感もある話だなあ。こうなってしまうのは、昨日から「精神の生態学」「アンコモン・セラピー」と連続で読み返しているせいかもしれない。