そりゃそこは疑問だよね。

コーチングの歴史について、ある人が大分昔にBlogに書いていた記事を発見。

>はてさて、コーチングとは一体何なのか。本当は、「コーチング」というものがあるのだが、勝手にコーチングを自称している人がいるのか。それとも、コーチングというのは「看板」で、その中には、企業研修や、神経言語プログラミングや、交流分析や、自己啓発セミナーや、自分で開発したテクニックなどを詰め込むのは自由なのか。

まあコーチングに関する情報って、かなり錯綜してるからユーザー側が混乱するのも無理はないかな、と。コーチングとは質問することです、なんて種類の乱暴極まりない話も時々読むし。

スポーツコーチングとかを除いても、コーチングの流派ってけっこういろいろあるんだよね。思いつきで例を並べるだけでも、

■コーチ21などで教えられているコーチン
交流分析などのカウンセリング手法を応用したもの
■ガルウェイのインナーゲーム系
NLP・短期療法系

別に資格なしでやることも自由。成果は出さなきゃいけないけれど。別にアンソニーロビンスもコーチングの資格とか持ってないし。コーチングの世界では、もちろん学ぶことに意義はあるけど、資格はクライアントに対する安心材料と、シンジケートのメンバーID程度の意味と捕らえて良いと思っている。

で、詳しい歴史を調べるとキリがなさそうなんだけど、聞いたことがあるのはコーチングというのは基本的に過去の技術をパッケージ化したもの、ということ。質問の方向性とかはNLP・短期療法に近いと個人的には思っている。

企業向けに「メンタルヘルス研修」と言うと売れないけれど、「ストレスマネジメント研修」ならOKだった、という話を知人のカウンセラーから聞いたことがある。これと同様、企業向けにカウンセリングを売るのが頭打ちだったところ、コーチングってラベルを付けて横展したら売れた、というのが普及の経緯じゃないか、と思うのだけどどうだろう。