コーチング、カウンセリング、セラピーの違い。

なんて話がネットを見ても本を見ても出てくるけれど、うーん、なんだか微妙な話が多い。

カウンセリングはマイナスをゼロに戻すものでコーチングはゼロをプラスにするものとか、そもそもそのゼロ基準が人によって違うのだからあまり実用性のある話ではないような。

カウンセリングは問題に焦点を当てて、コーチングは未来に焦点を当てる、なんて話も出てるけど、これなんかSFBTをちょっとでもかじっていれば勘違い甚だしいとわかるだろうに。

カウンセリングの場合は器質的異常も疑わなきゃいけない。コーチングではその必要なし。というのはまさにその通りだし、個別案件の傾向がいろいろ異なるとは思うけど、人間のつくり、っていうのは一緒なんだから、大枠のアプローチなんて一緒じゃねえか、なんてことを言う人が居てもたまにはいいと思う。

脱線するけど、コーチのマイケルボルダックが、うつ病患者を速攻立ち直らせたという広告文句を先日読んだ。カウンセラーがコーチングの世界に進出するのは珍しくないけど、コーチがカウンセリングの領域に踏み込む話は珍しい。この人にとっちゃ一緒なんだろうな。

日本で両面でポピュラーになってるのは平本あきお氏くらいか。この方はルーツがアドラー心理学NLP+その他短期療法だし、どっちも一緒、って考えてるんじゃないかな、と勝手に推測してる。