いつの間にかの積み重ね。
自分が知らない間に、積み重ねていたことというものもあるもので。
21歳のころにギターを始めて、それから既にかなりの時が過ぎました。楽器を21歳で始める、というのは、遅い部類に入るだろうとは思います。実際、始めてから5年ほどは、ギター仲間となった知人友人との差を、いつも大きく感じていたものでした。
でも、人間続けていれば多少マシにはなるもの。今月、ある企画で、プロ・セミプロが半分を占めるようなバンドで、40分ばかり演奏をさせていただくこととなり、昨日はそのバンドの初リハーサルでした。本番が終わってもいないのにアレなんですが、そういうところに混ぜてもらえている、というのに、妙に場違いなものを感じたり、その反面、ギターを長くやっていてよかったなあ、という漠然とした感慨もあり。
人は、1年でやることに過剰な期待をするが、10年でできることには過少評価をする。
− by アンジール&ザックス
という言葉を思い出し、これまでギターをちょっとずつ続けてきたことは、自分の人生にとってかけがえのない経験だなあ、と思うのでした。