部品点数5点?のイノベーション。

情報考学 Passion For The Futureの記事より。
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/11/post-1105.html


確かに、iPhoneだったり、高級車っていうのは、グローバルな視点から見るとニッチな製品に過ぎないですよね。


その中で特に興味を惹かれたのが「Qドラム」という製品。水を運搬するために、従来は頭の上に壷を載せていたところを、車輪状のボトルにして転がしていけるようにしたことで、50リットルの水を子どもでもラクに運搬できるようにした、というもの。作りもシンプル。おそらくは金型で抜いて左右パーツを貼りあわせ、それにフタを付けただけ、でしょう。フタに付けるパッキンや、引っ張るためのロープを考えても、部品点数5点。(もちろんフタなどが製造上の都合でもっと細かいパーツ分けで出来ている可能性もありますが、、、)


メーカー勤めの経験がある者として、こんなに部品が少ないローテク・ローコスト製品で世界の人々の水運搬が格段にラクになる、という点に妙に感動を覚えるのでした。創意工夫、というのはこういうことなんだなあ、、、と。


Qドラム
http://www.qdrum.co.za/