フロー状態。

Jazzの演奏についての記事を数日前に書かせて頂き、その中で、


「いい演奏は、勝手に頭の中に音像が浮かんできて、それを弾いているだけ、というときに起こる」


ということを書かせて頂きましたが、これって、日常生活でもそうなんじゃないかな?と思うのです。頭だけ、リクツだけで考えても上手くいかないことのほうが多く、あまり余計なことを考えていないときのほうが、大きな流れに乗りやすい、、、ということですが。


人がたまに経験する、何もかもが上手くいくような時期、っていうのも、Jazzの演奏やスポーツなどで言われるフロー状態と言われるものと同じようなメカニズムが背後で働いているのだろうな、、、という意識を最近強くしています。


まあ、だからと言って、人生は即興だ!と言い切って、なにも枠組み・方向性といったものを持たずに生活しちゃうと、素人ピアニストが、キースジャレットのケルン・コンサートばりの完全即興に挑むようなもので、破綻の危険性が高いよね、なんてことも思います。即興演奏でも、普通は調性とかコード進行とか、ある程度の枠組みがあったほうが普通は上手くいくのと同様、日常生活でのフロー状態というものを実現するためにも、ある程度の枠組み・方向性、といったところがあるに越したことはないのだろうな、と思うのでした。


ここ数日、「フロー状態」なろものについて考える機会が多いのですが、そんな中、今日たまたま入ったブックオフで↓のような本を発見し購入。まだ1割程度しか読んでいないのですが、この種の本にありがちなドグマ色が薄く、真っ向から「フロー状態」という現象と向き合っていて、かなり面白いです。